電話代行の渋谷オフィスでは、多くの個人事業主様に電話代行をご利用頂いております。今回は、4月のエントリーということもあり、これから個人事業主として独立を考えている方、新たなスタートを切る方に向けた「個人事業主」になる心得的なアドバイスをご紹介します。
まず "個人事業主" ということで、多くの場合自分一人の力で事業を進めていくことになるかと思います。ある程度の社会経験を積んで入れば問題ないかもしれませんが、個人事業主として新米デビューされる方は、ネットリテラシーについてまずは理解を深めておきましょう。
個人事業主の電話代行利用について、渋谷オフィスのページにて詳しくご紹介しています >
- これから個人事業主になる方必見です
- 最後には、これから個人事業主になる方に向けたメッセージも贈ります
ネットリテラシーを身につけよう
フリーのコンテンツが溢れている現在において、知らず知らずに著作権違反をしてしまっていた ... というケースもあります。どんなことをしてしまうと違反になるのか?著作権違反になってしまうのかなど、これ大丈夫かな?というような事案があったら、事前にしっかり調べて確認するようにしましょう。
私も過去にこんなことがありました。応援している海外のアーティストの来日公演を紹介するような記事を書いたら、海外からいきなり「あなたは著作権侵害している」というようなメールがきて、今すぐ写真のライセンス料を払って下さい。という内容のメールがきました。
色々と調べてみると、ヨーロッパだったかの会社で、ネットや弁護士を上手く駆使して、著作権侵害に該当するケールがあれば、矢継早に運営者に連絡しライセンス料を払わせようとするのです。このケースでは、私もライセンスが必要なことを知らずにその写真を投稿していたことが誤りであり、注意しなければいけませんでした。
認識の甘さを痛感しましたが、その写真を利用することで金銭は発生していなかったので、多額に請求されたライセンス料の支払いには動じませんでした。念の為知り合いの行政書士にも相談し、このケースなら払わないで大丈夫じゃないか?と判断してもらい、最終的に支払いませんでした。
便利なツールを使いこなす
便利なサービスやツールがいっぱいありますね、電話代行も個人事業主にとって便利なサービスのひとつだと思いますが、巨人の肩に乗るような便利なツールを使いこなしましょう。
例えば日々のアイディアやメモを取るなら、Evernote や scrapbox などの無料 (有料も有り) サービスを利用しましょう。翻訳であれば、Google 翻訳は少し古いです。もっと精度の良い DeepL という翻訳サービスを利用しましょう。DeepL は無料でも利用できますが、ずっと使っていると有料版を進められるので、個人の場合は年9,000円ぐらいの Starter プランを契約すると良いでしょう。
仕事で英語の文章を読まなければいけないなど、英語との関わりが必要な場合、DeepL があれば非常にパワフルです。例えばこんな使い方も可能です。英語の YouTube 資料 (投資案件、ビジネス資料など) を見たいけど、英語じゃ何言ってるのか分からない ... という時は、YouTube の文字起こし機能を使い、英語の文字をコピーして、本文を整え、DeepL にペーストすることで、ビデオで喋っていた英文が日本語のテキストとなって出てきますので非常に勉強になります。
少しの休みを挟む
個人事業主にとって悩みどころと言えば、仕事に飽きてしまうことです。そんな甘いこと言って ... と思うかもしれませんが、一人でずっと同じような仕事を四六時中していては、仕事へのやる気が削がれてしまいます。個人事業主の場合、なかなか安定させるのが難しいかもしれません。そこで、どうしても仕事中毒、ワーカホリックになりやすいです。
私も若い頃はほぼ毎日のようにPCに向かって仕事をしていました。それは、休むことに恐怖心があり、会社に所属している人よりも少しでも前に進むには仕事をしなくては ... というような思いがありました。しかし、良く考えてみて下さい。個人事業主の場合、これからずっと一人で永遠と働かなくてはいけないのです。(もちろん、途中で人を雇ったりどこかの企業にジョイントするケースもあるかもしれません)
とにかく先は長く、ずっと仕事をしていた、というような自己満足から抜け出して良い仕事をする。というように仕事の質やクオリティーを上げる必要があるのです。そのためには、適度に休憩を取るなど、休みときはリフレッシュする時間を作ることも大切です。個人事業主だからこそできる仕事のタイムワーク、自分の仕事スタイルを確立しましょう。
本を読もう
個人事業主の場合、会社や企業と違い、なかなか他の人と触れ合って学ぶようなケースが乏しいです。そこで様々な本を読んで自分で勉強しましょう。例えば、ビジネス書、哲学、複雑系科学、社会学など様々なジャンルに手を出し、知識の引き出しを増やしていきましょう。
憧れの人を見つけよう
この人面白い、この人尊敬できるな ... というような人を見つけたら、その人をフォローし、どのようにビジネスをしているのか?どのような哲学を持って生きているのか?などを学びましょう。間違えても変なインフルエンサーなどをフォローするのは辞めましょう。
個人事業主の場合、会社と違い上司や部下などがいませんので、自分が興味のあるジャンルで尊敬できる人を見つけ、その人の行いから学ぶようにしましょう。
ラッキーな場所に行こう
最後になりましたが、個人事業主の場合、会社とは違い全てが自由です。その反面全てが自分に返ってくるので、必死に食らいついて事業を続けていく必要があります。そのためには常に自分がラッキーになれる場所を探して移動、変化し続けましょう。日本には古くから置かれた場所で咲きなさい、というような綺麗事がありますが、そこでレッドオーシャンな消耗戦をを繰り広げているのなら、もっとラッキーになれる場所に移動するのです。
個人事業主は常にスマートであり、動き回っていなければいけません。それは、忙しくしろ!とかそういうことではなく、大局観を持って、次にどんなトレンドがあるかな?こんなことが面白くなるんじゃないか?など最新のビジネスチャンスや動向を見ながら進んでいく必要があります。最後に浅田彰さんが80年代に上梓した『構造と力』の序文を紹介して、このエントリーを閉じたいと思います。
そのためには、ゆっくりと腰を落ち着かせているのではなく、常に動き回っていなければならない。ワイズになるのではなく、常にスマートでなければならない。「鋭い、刺すような、活発な、ませた、生意気な。」老成を拒むこの運動こそが、あなたの唯一の武器ではなかったのか?速く、そして、あくまでもスマートであること!