異性との会話も電話応対も「会話はキャッチボール」

異性や友人と話していて、会話がつまらないと言われてしまう、
ついつい自分の趣味ばかりを熱く語ってしまう ... 、
上手く会話が続かない、楽しく会話ができない
という方はどういうところを気をつけ、改善すれば良いのかを考えていましょう。

異性との会話が続かない ... そんな時は

まず異性と話すのが苦手だ、という方の多くが
「異性と何を話していいかわからない」
「話すネタがない ...」など、何を話して良いのか根本的に分からない ...
という方が大半かと思います

家族に異性の兄妹がいれば、
普段生活するなかで姉/弟は、こういうアイドル/グループが好きで、
こういう雑誌を読んでいて、どういうブランドの服を着ているのか？
というような情報が自然と生活する中で入ってくるかもしれませんが、
異性の兄妹や友達がいない場合は、
TVやネット、SNSなど外部からしかそういった情報が入ってきません

外からしか情報が入ってこないとなれば、
自分からTVやSNS、本や映画などのメディアをフォローし
普段からアンテナをはることで異性の間で今が何が人気で、
どういったものが面白いのか？広く浅く俯瞰的に追うことが大切です

先日もTVで女性と会話が続かないという30代後半の男性が、
どうすれば会話が長続きし、女性とお付き合いできるようになるか？
というようなニュースの1項目が放送されていました。
その男性は、市のNPOなどの支援で女性と上手く話せるようになる講座を受講し
NPOの職員が相手役の女性となり、会話の練習をしていましたが
結局自分の趣味のどうでもいい話 (相手の女性からすれば) を終始熱弁し
一方的に話し込み会話は終了しました。
こういった独り身の男性に圧倒的に足りていないのが会話のキャッチボールが
できていないということです。

会話はコミュニケーションそのものであり、
上記のケースのように、見ず知らずの女性と話すというシチュエーションでは

1. まずは自己紹介

まずは自分の簡単な自己紹介から始め、どんな仕事をしているのか
趣味などをざっくり話すことから始めましょう。ここで熱くなって熱弁し
一方的に話してはいけません。会話にも順序があり、まずは自分が外見以外に
どんな人物なのかを伝えます。

2. 同調する

相手の自己紹介などを聞いて、自分と重なるような要点があれば
それに対して「私もそうなんです」というような話しのきっかけを見つけて下さい。
この同調は無理に行うことではありません。相手の話しをよく聞き、
「あ、この部分私と一緒だ！」というような事が相手から見つかれば
その事について同調し、話しを盛り上げましょう。

もし同調する箇所がなかったとしても、相手の話しから
気になる点があれば覚えておき、その事を掘り下げていくことで
会話が良い方向に転がるかもしれません。

3. 相手の会話をよく聞き、反応を返す

相手の女性の話しをよく聞き、例えば
「今私もタピオカにハマっていて、春水堂によく行くんです」
というような、如何にもトレンドな話しが出れば、
「今人気ですよね、私もたまに飲んでいて私は新小岩の赤丸というお店のタピオカが好きなんです」
というように、「そうなんですね」「ほうほう...」とスルーするのではなく、
普段からトレンドに敏感になり、そういった情報をフォローしておくと役に立ちます。
タピオカについて知らなくても、
「私はトレンドには疎いのですが、今若い方に人気ですよね。今度私も飲んでみたいです」
ぐらいの返しはできるようになりましょう。

会話はキャッチボール

とにかく会話はキャッチボールです。ボールを投げたら今度はボールを受け取ります
ボールを受け取ったらまた相手に投げ返すことで会話 = コミュニケーションは成立します。
一人プレイや受身になってしまうのではなく、コミュニケーションを行おうとする
能動的な意識を持ちましょう。

相手をわかろうする姿勢が大事

そして最後に、何より相手のことをわかろうとする姿勢が大切です。
外見や第一印象で判断してしまうのではなく、その人が内に秘めたものを
会話というコミュニケーションを通じて紐解いていきましょう。
決して論破してやろう、自分が博識なのを示そうというような
一方的な姿勢ではなく、わかりあおう、わかろうとする
心の余裕を持ち合わせることを忘れないで下さい。