今回は、こんな業界人には注意せよ!ということで、社会人の方に向けて様々な業界に当てはまる、新しい人と仕事をする際に、こんな人には注意せよ!という警告とも言えるような記事をお送りします。
この記事は、所謂 "業界人" と言われる人で、ある程度の年齢がいった勘違い野郎、古いタイプの業界人と仕事する際は気をつけた方が良いというものです。
仕事をしていると色々な人に出会うと思います。特に新規の案件で、メールなどでのやり取りしている場合、相手の顔が見えませんので、実際に会うまで、相手がどんな人なのか?が分からないものです。
メールでは特に気になるところはないのに、実際に会ってみると、とんでもない面倒くさそうな人だった ... とか、すごく変な人だった ... ということは稀にあります。
私が先日実際に会った人は、ものすごい変な人で、業界にまだこんな古いタイプの業界人いるんだ?と戦慄を覚えた程でした。でも後になって、こういう人ってまだ大多数いそうだよな ... と思い、注意喚起も込めて今回この出来事を記事にしてご紹介します。
面倒くさい業界人の特徴
以下はこの記事で注意喚起している、関わると後で面倒くさいことになるであろう、古いタイプの業界人、相場観のない業界人の特徴です。
- ・「裸一貫でぶつかってきて」など、言動が古い
- ・自分はすごい人という自慢を始める人
- ・昔は悪で、更生して成功したといきなり自分の見の上話をする
- ・仕事の相場観がない
- ・初見で責任問題をチラつけせる
- ・理想ばかり高い
- ・ギャラや制作費を渋る
一つでも当てはまる場合は注意が必要です。
言動が古く、怖い
私が実際に会った、50代前後くらいの所謂業界人は、初めて会った人に対して「裸一貫でぶつかってきて!」と何度も事あるごとに言っていました。その方は、昔気質で若い時にやんちゃしたようで、でもそれを肥やしに成り上がったようです。
そのような背景もあり、自分より若い人を相手にすると、説教くさく、言うことが古いんですね。おっさんの言わんとしたことは分かるのですが、今の時代だと古く、例えば相手が本当に昔気質の大工だとか、職人であれば納得がいくのですが、業界系のおっさんなんですね。
おじさん曰く「裸一貫でぶつかってきて!」というのは、嘘偽りなく正直に話そう、というような意味だと思いますが、初めて会う人間に対して今の時代に「裸一貫でぶつかってきて!」と、折に触れて何度も口にするのは恐怖を覚えました。
初見に責任問題をチラつかせる
業界関係で、有名なアーティストと仕事をしている関係からか、初見の人に対して責任問題をチラつかせてくる人も注意が必要です。普通、お互いをリスペクトして仕事をする場合、責任問題をチラつかせてくることはまずないと思います。
責任問題をチラつかせてくる、ということは、過去に上手くいかなくて揉めたり、責任問題に発展した過去があるからでしょう。確かに案件によっては、最初に守秘義務の契約者を交わすこともありますが、それにも言い方があり、明らかに「何かあったら責任取ってよ!」的な話をそれとなくぶっ込んでくるのは、これまた恐怖というか、裏に何かあると勘繰ってしまいます。
自分を有名人だと言い寄ってくる
一番驚いたのが、初見の人間に対して「僕のこと調べた?有名人でしょ?」と言い寄ってくることです。これには流石に驚きました。確かにビジネスの際、相手に会う前に相手の会社について事前に調べておくことは大切です。私はこの時、忙しくて相手のことを調べておらず、相手の仕事案に対する見解を事前に用意していました。
どうやら相手は業界では有名人らしく、色々な自分の自慢話をし始めました。良くある話で、昔は苦労したが、その後頑張って財をなして、今は世の中のために仕事をしていると言う話だったと思いますが、初見の相手に対して自慢話をしてくる人はヤバいでしょう。
仕事の相場観がない
新たに仕事する相手を見極める時の指標となるのが、ギャラや制作費の相場観です。例えば、あるWEBページを作る際に大体相場観は15万ぐらいというような、凡その相場というものがあると思います。
近年、この相場観が通じない日本人が増えているように思います。それには長引いたデフレや、日本社会が安いまま放置されていたという背景もあると思います。
例えば、あるサイト制作の相場観が大凡15万ぐらいなのに、平然と6万ぐらいでサイトを作りたいと言う人がいます。この場合、大凡の相場観から半分以下の乖離があります。
話を聞いてみると、これまでWEB制作は地方でお願いしていたと言います。確かに東京に比べて地方の方が制作費が割安なことはあると思います。ここで問題なのが、相手に相場観がないということです。
相手に相場観がないと安く叩かれて、結局上手くいかないことが多々あります。相場観がない相手と仕事をしても、結局良い結果にいきつかないと思いますので、そういう相手とは余程のことがない限り仕事をしない方が精神的にも良いと思います。
理想が高い
しかもそういう相手によって、相場感がないにも関わらず理想だけが高い、という最悪のケースがあります。予算がまず相場よりも大分低いにも関わらず、その予算では到底できないような理想の高いデザインを求めてきます。
こういう相手と仕事をしてしまうと、予算が低すぎるのに、予算の何倍以上の理想の要件を求めてくるという地獄のような事態が起きます。それも同然で、相手には相場観がないため、自分では見合っているという低い予算を振りかざし、KYな理想の高過ぎる注文をつけてくるのです。
しかもできないと言うと、これだけの金額払っているんだから!と奮起するという地獄のような事態です。
このような人の仕事を受けてしまうと、間違いなく苦労し何のメリットもなく、安く買い叩かれて終わり ... という最悪の事態になってしまうと思いますので、絶対のこういう業界人とは仕事をしない方が良いでしょう。
ギャラや制作費を渋る
仕事に対する相場観がなく、理想だけ高いくせに、制作費やギャラの提示は低く、元々提示した金額が低いのに、こちらが「その予算では厳しい」と申し出ると、「じゃあ、もう少し出すから、これくらいのレベルもの作れる?」と言い寄ってきます。
最初から提示する予算が低く、そこを渋りながら予算をもう少し出すと言ったところで、大方の相場よりも予算は低くままなんですよね。それなのに、相手は「予算を少し上げたんだから、これぐらいのレベルのものできますよね?」と奮起しながら言い寄ってきます。
考えてみて下さい、こんな相手と仕事しても上手くいくとは思えず前途多難です。このようなケースは、精神的な苦痛をもたらすだけですので、このような古いタイプの業界人や、相場観のない人とは仕事をしないに越したことはありません。