どのような仕事をおこなっている方でも「なんかやる気が出ないなぁ......」と感じることはあるものです。常に万全な状態で仕事ができればそれが理想ではありますが、人間というのはそう完璧な存在ではありません。
調子がいいときもあれば、調子が悪いときもあるのです。ここでは、仕事のやる気を出すメンタル改善方法を5つご紹介していきたいと思います。
しっかりと休む
仕事のやる気が出ないというときには、まずしっかりと休めているかどうかを改めて考えてみましょう。勤勉であることは日本人の魅力でもありますが、勤勉であるがゆえに働き過ぎになってしまうケースも少なくありません。
休みなしに働き続けるというのは、メンタルの面だけではなく、フィジカルの面でも無理があります。
特に、日本人は休むということに変な罪悪感を抱いてしまうことが多いです。「他の人が働いているのに自分だけが休むのは申し訳ない」「自分が休むことによって仕事に影響が出たらどうしよう」......
一度くらいはこのように考えたことがあるのではないでしょうか?ただ、休むということは人間にとって絶対的に必要なことなのです。
今は人間ではなく機械に仕事を任せるというシーンも多くなっていますが、その機械ですら定期的なメンテナンスが必要になるのです。生身の人間であれば、機械以上にこまめなメンテナンスが必要になります。人間にとって、休むということは心身のメンテナンスの一環なのです。
仕事中にこまめな休憩を取るのはもちろんですが、「この日は1日しっかり休む!」と決めて、日々の生活にオン/オフやメリハリをつけていくことも大切です。ダラダラと仕事をし続けると、体力的にも厳しくなりますし、やる気も出なくなっていく一方です。現実的に心身のことも考えて、仕事と向き合っていきましょう。
体を動かす
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、体を動かす機会がめっきり減ってしまったという方も多いのではないでしょうか?実はこういった運動不足もメンタルに大きな影響を与えるものです。体を動かすことによって、気持ちが切り替わって、やる気も出てくるといったケースは少なくありません。
心身の健康のためには、健康的な食生活と十分で質のいい睡眠、そして適度な運動が必要になります。食生活、睡眠、運動の3つの中ではやはり運動の優先順位が低いかと思います。というよりも、運動に関しては「また今度」と後回しにできてしまうのです。だからこそ、余計に運動不足に拍車がかかってしまいます。
運動と言っても、そうハードな運動が求められるわけではありません。それこそラジオ体操や簡単なストレッチなどでもいいのです。ちょっと体を動かすだけでもなんとなく頭の中がクリアになってきますし、やる気も出てきます。何よりも体を動かすこと自体がストレスの発散にもつながってくるのです。是非実践していきましょう。
仕事の中で自分なりの目標を設定してみる
仕事のやる気が出ないというとき、改めて考えてみると仕事における明確な目標がないというケースは意外にも多いものです。「結果を出す」「成果を出す」といった漠然とした目標を掲げている方はいるのですが、そういった目標はゴールがわかりにくく、モチベーションにはなかなかつながらないのです。
例えば、「この資料は12時前までに完成させる」「今日は残業しないで済むように仕事を終わらせる」「今週はミスをしないようにする」といった具体的な目標を設定することが大切なのです。ゴールを明確にイメージできる目標であることがポイントになってきます。
十分にクリアできる目標、少し頑張ればクリアできる目標を具体的に設定することによって、とりあえずでも「ここまでは頑張ろう」というやる気につながってきます。たまには目標をクリアした自分へのご褒美を用意することによって、さらにモチベーションをアップさせることができるかもしれません。
普段はあまり意識することがないかもしれませんが、ゴールが見えるか見えないかというのは人のやる気を大きく左右するものです。
ゴールが見えないといつまで頑張ればいいのかわからずに心身も疲弊してしまいますが、ゴールが見えていると俄然やる気が出てくるのです。区切りをつけることによって、気持ちの切り替えもしやすくなります。
プライベートでの楽しみを見つける
仕事が趣味という方であれば仕事の中でも楽しみを見つけられるでしょうし、やる気も出やすくなります。ただ、そういった方はそう多くありません。ほとんどの方が何かに耐えながら仕事をしています。だからこそ、仕事以外のプライベートで楽しみを見つけるようにしましょう。
仕事とプライベートのバランスというのは、思っている以上に重要です。プライベートでの楽しみを見つけたことによって、仕事を頑張れるようになったという方は少なくありません。実際にプライベートで楽しみを見つけたことによって、その楽しみのために仕事を頑張るというプラスのサイクルを生み出すことは十分に可能です。
仕事でストレスがたまってしまっても、プライベートの楽しみで発散させるといったことができれば、必要以上にストレスを抱えることもなくなるでしょう。今は無趣味の方も多いようなのですが、プライベートで楽しみを見つけることによってやる気も出ますし、何よりも毎日にメリハリが出てくるようになります。
伝記を読む
偉人の名言などをきっかけにやる気が出るといった方は多いのですが、せっかくなら伝記を読むということも実践してみてください。伝記と言っても幅広いですから、昔の偉人から最近の起業家までいろいろなものがあります。自己啓発本などでもいいのですが、自己啓発本よりも伝記のほうがとっつきやすいでしょう。
やる気がずっと持続するわけではないものの、どうにもやる気が出ないというときのカンフル剤になってくれるはずです。何よりも伝記を読むことによって、いろいろな知識や情報を得られるようになります。やる気も出て、いろいろなものが得られるのですから一石二鳥です。
【電話応対編】仕事のやる気を出すメンタル改善方法
最後に、電話応対の仕事でやる気を出すメンタル改善方法についても触れておきたいと思います。電話応対の場合には、電話応対の業務ならではのメリットに目を向けるということが挙げられます。
例えば、電話応対は基本的に室内で業務をおこなうことになりますので、暑い日でも寒い日でも比較的快適な空間の中で仕事をすることができます。また、電話応対ということで直接対面するときならではの緊張感といったものもありません。
もちろん、電話応対だからこそ大変な部分もあるのですが、電話応対という業務だからこそ得られるメリットもたくさんあるのです。それに目を向けていくと、やる気も出てきますし、前向きな気持ちで仕事と向き合えるようになるはずです。
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