世の中には成功する人と失敗する人がいます。そして「成功する人」と「失敗する人」にはそれぞれ特徴や習慣に違いがあります。
もともとの経済力であったり、運であったりという部分もまったく関係がないというわけではないのですが、そういったものがなくとも成功を目指していくことは十分に可能です。
もし今、失敗続きでどうしたものかと途方に暮れているのであれば、成功する人の特徴や習慣を真似していくところから始めてみては如何でしょか。
成功する人は最後までやり抜き、失敗する人は途中でやめてしまう
まず、成功する人というのは何かを始めたら最後までやり抜くものです。
テレビをはじめとした各種メディアでは定期的にそれぞれの業界で成功した人のインタビューといったものをおこなっています。そういったインタビューを見聞きしていても、最後までやり抜くことの重要性がよくわかります。
今、成功者として崇められているような人でも、何かの商品やサービスを開発するときには周りから反対されたり、馬鹿にされたりしていたという話はよくあります。
周りが反対しても、馬鹿にされても最後までやり抜くことが成功につながるというのは、さまざまな分野に共通していることと言えるでしょう。
逆に、失敗する人というのは何かを始めたとしても最後までやり抜くことなく途中でやめてしまうことが多いです。
単純に自分自身のモチベーションを維持できなくなったということもあれば、周りに反対されたり馬鹿にされたりすることに耐え切れなくなって......ということもあるかもしれません。
最後までやり抜くことができず途中でやめてしまった理由はそれぞれですが、基本的には自分自身に軸がないからこそ最後までやり抜くことができないのです。
最後までやり抜くことができるのか、それとも途中でやめてしまうのかといった部分に本人の軸の有無が出ているとも言えるでしょう。
成功する人は改善し続け、失敗する人は満足したらそこで終わらせてしまう
成功する人というのは、何かを生み出した後でもその改善を続けていきます。
商品やサービスを生み出して終わりではなく、その商品やサービスに改善点がないかとずっと考え続け、改善できる部分に関しては随時改善していきます。常に何事もPDCAサイクル(plan-do-check-Action)を回す、ということです。
定番となっている商品やサービスにおいても、やはり改善され続けているからこそ人気があるというものは少なくありません。
改善をし続けるからこそより多くの人のニーズを満たせるようになるのです。成功する人は満足して、そこで終わりということがないのです。
一方で、失敗する人は満足したらそこで終わらせてしまいます。完璧なものなど世の中に存在するはずがないのに、完璧だと勘違いしてしまって改善を怠ってしまうのです。
今まで人気の商品やサービスになったのに、その改善を怠ったがために消えていったものもたくさんあります。
改善を続けるというのは、振り返って反省を続けることでもあります。
それができない人が成功するわけがないと言っても過言ではありません。きちんと向き合って、改善すべきことは改善していくという謙虚な姿勢が成功には不可欠です。
成功する人は居心地の悪いところに飛び込み、失敗する人は居心地の悪いところから逃げる
成功する人はあえて居心地の悪いところに飛び込むものです。特に、仕事というのは嫌なこともたくさん出てきますし、自分が嫌な役割を担っていかなければいけないこともあります。
そういった居心地の悪いところから逃げるのではなく、自ら飛び込んでこそ成功をつかみ取ることができるのです。
居心地の悪いところに飛び込むというのは、言い換えると自分に都合の悪いことを受け入れ、それを乗り越えようとすることでもあります。あえて苦労をすることによって、つかみ取れるものがあるということの証でもあります。
一方で失敗する人というのは、居心地の悪いところから逃げていきます。
例えば、せっかく就職をしたのに嫌な思いをしたからといって転職をして、また同じように嫌な思いをしたからと転職をし......ということを繰り返していると、どんどん年収が低くなって後悔するといった話があります。逃げ続けると、こうなってしまうのです。
そこでまだ自分にできることがあるのに逃げてしまうと、その問題に一生追いかけ続けられることになります。成功どころではありませんし、仕事を抜きにしてもどんどん生きにくさを感じるようになってしまうことでしょう。
成功する人は学ぶ姿勢を忘れず、失敗する人は学ぼうとしない
成功する人というのは、学ぶ姿勢を忘れない部分もあります。基本的に「ここで終わり」と思ってしまうと、人はそれ以上成長することができません。
ただ、成功する人の多くは「終わり」と思うことなく、いろいろな情報を吸収し続けるものなのです。
学ぶ姿勢を忘れずにいろいろな情報を吸収し続けることによって、時代に合った商品やサービスを生み出していくことができます。また、同時に視野も広くなりますので、さらなる成功をつかめる可能性も高まっていくでしょう。
一方で、失敗する人は学ぼうとしません。基本的にどのような分野であっても、成功している人は何かを学んでいます。学ぶということはすべてにおける基本ですし、学ぶことを諦めたその瞬間から成長が止まり、学ばない時間が多ければ退化していってしまいます。
自分自身の好きなことで成功している人が多いのは、自分の好きなことであれば学ぶことも苦にならないという部分があるでしょう。好きなことですら学びたくないという状態であれば、学ぶことの楽しさから知っていく必要があるでしょう。
成功する人は自分の不足を認め、失敗する人は自分の不足を認めない
成功する人というのは、自分の不足を認め受け入れて、その上で不足を補おうとするものです。
言い換えると、謙虚さとも言えるかもしれません。実際に完璧な人間はこの世に存在しませんし、不足を認めて不足を補うことを実践してこそ完璧に近づいていけるのでしょう。
自分の不足を認めてその不足を補うということは、自分の成功を邪魔してしまうものを取り除く作業でもあります。どんどん完璧な人間に近づいていけるわけですから、その分、成功もどんどん近づいてくるようになるのです。
一方で、失敗する人はそもそも自分の不足を認めようとしません。企業のトップが傲慢過ぎて、企業をダメにしてしまうといった話もよく見聞きします。不足を認めないことによって本人の成長も止まってしまいますし、場合によっては間違った方向へとどんどん進んでしまう可能性もあるのです。
自分の不足を人のせいにしていたり、自分の不足を認めなかったりしていると、どんどん謙虚さが失われ傲慢になっていきます。傲慢になってしまうと仕事も思うように進められませんし、人間関係にまで悪影響を及ぼしてしまいます。