社会人としてそれもサラリーマンとして仕事をしていくのと、起業して経営者として仕事をするのでは大きくその意味はある意味において大きく異なってきますよね。
電話代行サービスをご利用されている方の中にも、「起業するのに固定電話番号なんて必要ない!」「スマホとウェブサイトがあれば、今時それで十分!」って思っていた人がきっといると思います。
もちろん業種にもよると思いますが。
固定電話は本当に必要?
総務省の情報によれば、確かに今やスマートフォンの普及率は75.1%(*1)で、スマホが主流の世の中になりました。その数字を見ればサラリーマンをしていく上では会社の番号がありますので固定電話というのはさほど必要ではありません。(*1 出典:総務省|平成30年版 情報通信白書)
しかし、起業家の経営者となればそうは行かないのでは?ということで、ここでは実際、固定電話の必要性について、本当のところはどうなんでしょう?... 探っていきたいと思います。
信用を獲得するには、やっぱり固定電話は必要
まずはじめに、仕事というのは信用の問題は実に大きいですよね。じつはこれはサラリーマンでも同じことが言えるのですが、社会生活では固定電話をもっているというのは一つ信用の証になるんですね。
特に経営者だとこれは顕著。
きちんと事務所を構えている、しっかりとした経営がなされている、もしくは、仕事でのトラブルや契約などによる問題が発生した時にきちんとした連絡先がある。
こういった、企業としてしっかりとした基礎を持っているかどうかということが、仕事では未だに固定電話の有無で判断されているのです。
登記の問題
次に登記の問題があります。起業をする時に避けては通れないのが登記です。
登記したことのある人はわかると思いますが、この登記というのは非常に面倒な作業で、それほど大したことでもない内容にも関わらず、手続きも必要書類の多さもかなり煩雑です。
そして、この登記に携帯電話の電話番号を記載していると後々面倒なことになります。携帯電話の電話番号が変わった時、もしくは、仕事上の必要から固定電話を使い始めた時、当然この登記の電話番号は変更しなければいけません。
これは、かなり面倒だと言っていいでしょう。実際、登記されている会社のほとんどは、一人起業の会社でもほとんどが固定電話番号を登記しています。
電話応対の難しさ
次に、電話応対の難しさ。
仮に仕事に関係のない携帯電話を、仕事上の電話番号として登録したとします。すると、当然ですがその携帯電話に仕事上の電話、特に営業電話などが携帯にかかってくるのですが、これが実は大きな落とし穴があります。
たとえば、忙しいさなかに電話がかかってきて、相手を確認せずに電話に出たとします。この時、まるで友達の電話に出るような調子ででてしまえば、これは受注に直接響くミスになりますよね。
他にも電波状況が悪い場所での通話、街中などの騒がしい場所での通話など、つい取ってしまった電話でお相手の方にとって失礼な電話応対をしてしまうことがあります。
まとめ→「固定電話」はビジネスを行う上で重要!
以上のようなことを踏まえると、固定電話を導入しておくことはけっこう重要です。何より仕事とプライベートをしっかりと分けていないようでは、起業はうまくいきません。僅かな固定電話維持費を惜しんで仕事に支障を与えるデメリットがあるならリスクマネジメントしたおいた方が得策といえましょう。
もし、固定電話の番号の取得が面倒である場合などは、弊社電話代行のように固定電話番号の貸し出しというものもございます。ぜひご利用いただいて、しっかりとした企業経営にお役立ていただければ幸いでです。
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