新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって今、働き方そのものが大きく変わりつつあります。そういった中で電話代行やシェアオフィスの利用を考えている方も多いのではないでしょうか?
ただ、電話代行やシェアオフィスに関しては情報がごちゃごちゃしていてよくわからないという方もいるかもしれません。ここでは、改めて電話代行とシェアオフィスの違いについてお話していきたいと思います。
電話代行とは?
個人事業主や中小企業においては、電話応対のためのスタッフを確保するのが難しいというケースや不在時の電話に対応しきれないというケースが多々あります。そういったときに役立ってくれるのが電話代行のサービスです。
電話代行では電話応対業務の代行依頼を個人事業主や企業から受けて、専門のスタッフが電話応対をおこなっていくことになります。きちんと教育や研修を受けたプロフェッショナルなので、安心して電話応対業務を任せることができます。
シェアオフィスとは?
今は「シェアオフィス」という呼び方が一般的に知られていますが、もともとシェアオフィスは正確には「シェアードオフィス(Shared-Office)」と呼ばれるものになります。名前の通り、シェアをするオフィスのことを指します。
例えば、弁護士の方が複数人で集まって共同でオフィスを構えるといったケースがよくあります。これもシェアオフィスの典型的な例になるのですが、今のシェアオフィスというのは職種や業種に関係なく活用されています。そうすることで新たなつながりやビジネスチャンスも生まれます。
シェアオフィスでは基本的に共有のオフィススペースが用意されています。いわゆるフリーアドレスになっているところもあれば、専用のブースを借りることができるようなところもあります。多くのシェアオフィスが会議室を用意しているのですが、使い勝手はそれぞれのシェアオフィスによって異なりますので注意しておきましょう。
電話代行とシェアオフィスにおける3つの違い
先では電話代行とシェアオフィスのそれぞれについて簡単に説明しましたが、電話代行とシェアオフィスの違いというのは主に3つあります。次は、その違いについて詳しく見ていきましょう。
目的
電話代行とシェアオフィスの違いとしてまず挙げられるのが、その目的です。というのも、電話代行のユーザーは基本的に電話応対業務の代行のみを希望しているというケースが多いのです。
それに対して、シェアオフィスのユーザーはコストを抑えられるオフィス、もしくは新しいつながりが期待できるオフィスを求めているケースが多い傾向にあります。
電話応対をお願いしたいユーザーとオフィスを求めているユーザーとでは、やはりその目的が違ってきます。電話代行のほうがよりピンポイントでのサービスを求めている方に向いていると言えるでしょう。
サービス内容
電話代行とシェアオフィスでは、そのサービス内容にも違いがあります。目的に違いがあるということを考えれば当たり前のことなのですが、一応それぞれのサービス内容について触れておきましょう。
電話代行のサービス内容は文字通り、電話の代行です。かかってきた電話に出てもらって、簡単な内容であれば電話秘書にその場で済ませてもらい、その場での対応が難しい場合には電話秘書に用件を聞いてもらい、契約者まで報告をしてもらうという形になります。
一方で、シェアオフィスではオフィススペースのシェアや会議室の利用、受付システムなどオフィスとしての一通りのサービスを提供しています。ただし、電話に関しては転送くらいのもので、その電話の転送に関しても別途オプションとなっていることが多いです。電話対応のサービスがオプションで用意されている場合には、電話の転送よりも高い金額になるでしょう。
品質
もしシェアオフィスで電話対応のサービスが含まれていたとしても、電話代行とはやはりその品質で差をつけられることになるでしょう。電話代行では教育や研修を受けた専門スタッフが電話応対をおこなっていくことになりますが、シェアオフィスの電話対応ではおそらくそこまでの電話応対は期待できません。
電話代行というのは専門的におこなっているからこそ、より高い品質でサービスを提供することができるのです。シェアオフィスの電話対応が悪いというわけではないのですが、より安心できるのはやはり電話代行の電話応対といえるでしょう。