それは何も仕事だけの話ではないのですが、人間の作り出す全てはそこに「ニーズ」が必要になります。というのも「必要は発明の母」という言葉があるように、人間が作り出す全ては「必要」だから此の世に誕生するわけですよね。
では、あなたの会社、あなたの仕事、そして労働者としてのあなたの存在にニーズはあるでしょうか。もしあなたの仕事が誰にも必要とされていなかったら、それは存在する価値がないといっても過言ではないのです。
●ニーズとはだれかのためになるという事
ニーズと一言にいってもまたそれを需要と言い換えても、その概念は広く大きなものです。ですので、ここからはいったんニーズという物をこう考えていきましょう、それは「ニーズとはだれかのためになるということ」だ、と。
そう考えたとき、あなたの仕事は誰かのためになっていますか?という質問をすることができます。ただ、自分のやりたいことをやってもそれは誰かのためになっているとは言いません、自己満足の末に、ただ生産し続けることは誰のためにもなりません。
少さい言い方をすれば、あなたの幸せは誰かの幸せのサポートとなっているかということです。まずはそれをしっかりと考えてみましょう。
●ニーズを探すというのは価値を創造するという事
ビジネスにおいて、すべての商材にはそれの持つ価値という物があります。じつはこの価値と言うものが何で決まるかというと、それが「その商材はいったい誰のためになっているのか」ということで決まるわけです。
つまり、一体どれくらいの幸せをその商材が作り出すことができるのか、というのがイコール価値だというわけです。あなたの仕事、あなたが扱う商品、あなたのスキルは、一体どれくらいの人に求められ、どれくらいの人のためになりどれくらいの人間に幸せをもたらすことができるのか。
それの答えが、あなたの仕事の価値そのものといってもいいのです。つまり、あなたの仕事にたくさんのニーズが見つかれば、それが見つかるほどに、あなたの仕事自体の価値は高まり、あなたの扱う商材は値を上げるということです。そう、それは、ある意味ビジネスの根本中の根本なのです。
足りないを探す努力
ではニーズという物はどうやって創出していくべきなのか。その答えは、世の中の足りないにどれだけ敏感であるのかという一点に帰結します。
・足りないを埋めるものがニーズ
ここまで、ニーズとはだれかのためになることだと定義づけました。では、その「誰かのためになること」はどうやって見つけていけばいいのかというと、それは「誰かにとっての足りないをいかに見つけていくか」ということにほかなりません。
世の中の様々な場面において、不足があるからこそニーズが生まれるわけですから、これは当たり前の理屈です。しかし、一体どれくらいの経営者が、労働者が、そしてフリーランサーが、この世の中の不足について敏感で居られているでしょうか。
自己満足に汲々として、世の中の足りないではなく、自分の中の足りないを埋めることに必死になっている人の多さは、言わずもがなでお分かりいただけるはずですよね。
・他人の不足を知るには自分の不足を満たしておく必要がある
自分の不足を埋めることに精いっぱいで、社会の不足に鈍感になっている人たち。たとえば、日々経理と事務処理に追われ、円滑な業務を執り行う事だけに汲々としていては、社会の不足を敏感に知ることはできません。
作ることに精いっぱいの料理人に、客の不足を知り、客の不足を埋めることなど不可能なのです。とはいえ、人間には限界があります。誰しもが自分の不足を完全に埋めるということはできませんし、企業としての規模が小さければそれだけ仕事の不足は埋まりません。
ではどうすればいいのか、よく考えてみてください、そこにあるのは不足なのです。そう、その不足を埋めるには、その不足をニーズとしている会社に任せればいいのです。
・渋谷オフィスの電話代行のニーズ
ではここで、電話代行の渋谷オフィスの持つニーズを見てみましょう。電話代行の渋谷オフィスは起業家やスモールビジネスを少数精鋭でやっている企業、フリーランサーなど電話対応がしっかりとできない会社の不足を埋める企業です。
つまり、そこに「誰かのためになる」が存在するというわけです。例えば、士業関係者、保険代理店、不動産会社、ウェブ制作会社、コンサルティング会社、ネットショップ通販会社などその「誰か」はたくさん存在し、きっとあなたもその一人ではないでしょうか。
これがニーズです、そして、このニーズを満たす仕事を渋谷オフィスがすることで、誰かの不足が埋まるのです。そして、誰かの不足が埋まることで、その会社や経営者、フリーランサーは、自分の不足を埋める努力をだれかの不足を探し、見つけうめることに使えます。
このニーズのサイクルが生まれることを、ビジネスというのです。
ニーズを探せる体制を築こう
いかがでしたか、ニーズとは、それはビジネスに必要なものというのではなく、ある意味ビジネスそのものです。そして「誰かのためになる」ニーズを探すことは、一度見つければそれでいいという物ではなく、ビジネスを続ける以上、常に探し続け見つけ続けなければいけないのです。
そのためには、自分の不足は誰かのニーズでしっかり埋めておくこと。社会のニーズを探すために、全精力をつぎ込める体制を作ることは、あなたの仕事のニーズを見つけるために、絶対必要な条件であると、知っておく必要があるのです。
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