今回はビジネスマン (フリーランス、個人事業主 ... etc) に使える、様々な作業を効率化できる最近のAIツールや翻訳サービスをご紹介します。
ChatGPT
2022年12月にテスト版が登場して以来、世間を常に賑わせています ChatGPT ですが、生産性の向上には欠かせないツールとなっています。
例えば、ChatGPT では、簡単な調べ物、ある程度精度の高い話し相手、ビジネスマンなら会議の要約、メールのリライト、コンテンツの企画、記事の要約、ブログ記事のリライト、など様々なタスクを自動化することが出来ます。
・会議の要約を作る
例えば会議の要約などを作るのは時間のかかる作業です。しかし、ChatGPT を使えば、会議の始まりから終わりまでをプロットすることで、後は ChatGPT が自動的に会議の要約を作ってくれます。
・断りのメールをリライト
他にも例えばメールをリライトすることも可能です。社会人になると付き合いで飲みの誘いなど、あまり気の進まないお誘いを頂くことがあります。その時に断りのメールなどにものすごい時間がかかったことはありませんか?
特に相手が自分よりも年上だったり、上司、取引先相手だった場合に、丁寧な断りのメールを入れなければいけない場合に、言葉使いは正しいのか? ... など神経質になり、断り方を調べながらメールを書くという人が殆どではないかと思います。
このような場合でも ChatGPT を開き、"丁寧な言葉使いでリライト:[あなたの元のテキスト]" と入力すると、ChatGPT はそれに見合ったテキストを用意します。
・ChatGPT の注意点
ChatGPT を使って記事やテキスト書く場合の注意点は、AIはデータがなければ事実をでっち上げて抽出します。ですので、生成された情報が正しいか正しくないのか?を見る目が必要になります。
ChatGPT は完璧ではありませんが、フリーランサーの貴重な時間を節約し、生産性を向上させることができる強力なツールです。
Notion AI
2023年2月23日に Notion AI が正式にリリースされ、誰もが使えるようになりました。Notion AI が得意とするのは、文章の改善・要約・リサーチ情報のデータベース化です。
上記で取り上げた ChatGPT が得意とするのは情報を広く浅くリサーチすることが可能です。このようにAI技術を使用したサービスでも、その得意とする機能や分野を上手く使い分けることで作業効率を更に飛躍させることが可能になります。
Notion AI で主にできることは、
・雑多なメモから、瞬時に要約を作る
・より効果的な文章に編集する
・新しいアイデアをプロジェクトに取り込む
などの、書いた記事や文章を AI によって瞬時に編集するということが可能です。
Notion AI の1番の特徴が、記事を書きながらAIに指示を出すことで、自動でリスト化、テーブル化、文字を出力してくれることです。ChatGPT の場合は、調べたいことなどを毎回コピペするなどして質問を投げる必要がありますが、Notion AI は記事を書きながらAIがアシスタントとして機能してくれることがポイントです。
Notion AI で何が出来るのか?と実際に使いながら色々と調べていたのですが、途中から「このワークスペースでご利用いただける無料のAI応答をすべて使い切りました。」という警告が表示されるようになり、どうやら無料枠を使い果たしたようです ...
Notion AI を無制限で使用するには、毎月10ドル払うことで利用することが可能です。
無料枠をざっくり使い切った感想としては、本当に自分の編集アシスタントが出来たかのような便利さで、この編集アシスタントを毎月10ドルで雇えると思うと破格だと思います。現在いくつかのAIツールを試しています最中ですが、これを使いこなせないと乗り遅れるというような印象を受けました。
Deepl 翻訳
私もライセンス契約してほぼ毎日使用しているのが翻訳サービスの DeepL翻訳です。DeepL 翻訳は、ドイツのケルンに本拠地を置くDeepL GmbH が2017年にサービスを開始しました。Google 翻訳よりも正確でパワフルな点がユーザーから評価されています。
私も当初は DeepL を無料で使用していましたが、使う頻度を増えるにあたり、無料で使える翻訳制限に引っかかったのか?翻訳をしようとすると、「時間を空けてからご利用下さい」という警告が頻繁に出るようになり、これはライセンス契約して DeepL Pro に移行しようと思った次第です。
私は趣味で海外の音楽や宇宙航空会社、株式投資等の情報を日々読み漁っていますので、どうしても英語の情報をすぐに日本語で読めるような環境が必要でした。
DeepL Pro にすると、10mb 以内であれば、PDFの資料も翻訳してくれます。そのため論文や、ファンドの4半期レター、アナリストレポートなどの英語で書かれたPDFも日本語に翻訳して読むことが可能になります。
まとめ
ChatGPT の登場で、AIを利用したサービスのリリースが増えています。こうなると、どのようなサービスが存在し、どのように便利利用することができるのか?ビジネスマンは、把握して作業を効率化することで、これまでよりも遥かに早いスピードで情報を処理することが可能になります。
例えば、ChatGPT を広く浅く情報をリサーチするツールとして利用し、Notion AI は文章の改善・要約・リサーチ情報のデータベース化として使う。DeepL は翻訳のメインで (英語の翻訳、日本語の英訳) 利用する ... というように、自分の便利な手札を広げるようなイメージで、自分の仕事や趣味に使えるサービスを手札に揃えておくことで作業の効率化に貢献してくれます。