通常、電話代行は便利なサービスという認識があると思いますが、不便さはあるのでしょうか?もし電話代行の "不便さ" があるとすれば、それは電話代行会社によってサービス内容や料金体系が異なるため、電話代行会社を選ぶのにかなり苦労する (= 不便) という側面が大分あると思います。
電話代行サービスを検討しています方にとって、電話代行会社を選ぶのは最初の関門となりますので、少し荷が重いですね。今回は電話代行の不便さについて解説します。
電話代行サービスの浸透
そもそも世間一般の電話代行サービスに対する認識は、ビジネスマン等であれば何となく想像がつくと思います。また近年では一般の人がプライベートな目的で CtoC の電話代行を利用する機会も増えています。
CtoC の電話代行に関しては、かなり個別にサービス内容が明記されていますので、例えばある若い人がアイドルのファンミーティングがあるため会社を欠席したいけど、自分から会社に電話はできない ... という時に CtoC の電話代行を利用する訳です。
この場合、この若い人は「会社欠席の電話をかけてくれる」電話代行サービスを選べば良いだけなので、とてもシンプルです。更に CtoC の電話代行の特徴としては、利用機会がこのようなケースに1度だけ電話代行を利用するという使い方が多いので、利用する側もサービスを提供する側も非常にシンプルなんですね。
しかしビジネスの電話代行サービスになりますと、日々の電話応対、不在時の電話応対、ある時間〜ある時間までの電話応対となりますので、サービス内容、機能、料金体系もその分複雑になっています。
電話代行サービスは確認事項が沢山
個人事業主や会社、企業を対象した電話代行サービスを利用する場合、ユーザーは大まかに次のようなサービス内容を確認する必要がございます。
- サービス料金
- 応対可能な日時 (例えば、平日のみだとか、土日も対応しているなど)
- 電話の取次に対応しているか?
- 初期費用や保証金はかかるのか?
- 自分が問題解決に使用したい機能はあるか?
- サービス/プランの選択
- オプション機能はどうなっているのか?
- 固定電話番号を借りる場合の市外局番は?
- コール数は?
- ... etc
このように、事業者が電話代行サービスを利用する場合は、かなり色々と確認し、自社にあった電話代行サービスを提供している会社を比較したりして探さなければならないのです。
例えば、ある事業者が「土日」も対応してくれる電話代行会社を探している場合は、土日も対応している電話代行会社を探し、その中でコール数、料金、サービス内容、初期費用はかかるのか?などの項目を確認し、他社とも比較しながら選ぶ必要がございます。
この作業は結構不便だと思うところです。プライベートな用途で利用されている CtoC の電話代行の場合は、その人の用途でざっくりと電話代行サービスを決めることができますので、そこまで手間はかかりません。
しかし事業者向けの電話代行サービスとなると、大分確認しなければいけない項目がどっと増えます。そのため電話代行サービスや電話代行会社を比較した比較サイトやコンテンツが沢山存在します。
そのため電話代行会社側も、口コミ、や自社の利用実績に力を入れ、自社のサービスをどのような企業が利用しているのか?といった利用事例のコンテンツ作成に力を入れているものだと思います。
電話代行は非常に便利なサービスなのですが、最初に導入するまでの電話代行会社、サービスを選ぶ作業が不便なのは少し敷居が上がってしまうというか、不便だなあと思うのです。
電話代行の不便な面を逆手に取る企業も
一方で、この電話代行の不便な面を逆手に取り、誰が見てもシンプルなサービス設計で電話代行サービスを提供するような企業も近年では登場しています。ビジネスの面白い点は、このように逆転の発送でビジネスを捉え、サービス設計するということでしょうか。