ボイスワープ、転送電話とは、かかってきた電話をあらかじめ設定しておいた電話番号に転送するサービスのことです。ボイスワープ、転送電話を使用するには、自身で契約している通信会社に「転送電話のお申込み」を行う必要がございます。
電話代行のご利用を考えています利用者様は、電話代行を利用すればボイスワープ、転送電話もすぐに利用できると考えています方がおりますが、会社の電話番号を自身が各通信会社と契約している場合は「転送電話」を自身でお申込み設定して頂く必要がございます。
例えば、電話番号を契約しています通信会社さんが、NTT東日本の場合は専用のお申込みページ「ボイスワープ」から申込みを行い、住宅用の場合は月額500円、事務用の場合は月額800円、お申込みから利用開始まで〇〇日かかるなど、それぞれの通信会社によって異なります。
こちらのページでは、ボイスワープ、転送電話の詳細から、お申込み、設定などについてご紹介します。
ボイスワープ、転送電話の要点
早速、ボイスワープ、転送電話の要点について目を通して起きましょう。自身で会社の電話番号などを通信会社さんで契約している場合は、以下のポイントを抑えておくと、ボイスワープ (転送電話) に対する理解が深まります。
- ・契約している通信会社にボイスワープ (転送電話) のお申込みが必要
- ・ボイスワープ (転送電話) を利用するには月額料金がかかる (無料の会社もある)
- ・ボイスワープ (転送電話) の設定も自分で行う必要がある
- ・お申込みから利用開始まで日数がかかる
ボイスワープ、転送電話は非常に便利なサービスですが、最初に契約している通信会社さんで、お申込みの手続きが必要なこと、その後自分で設定する必要があることなどが、あまり知られていません。
こちらのページでは、どのような事業者様の場合ボイスワープの申込みが必要なのか?申込みから利用開始までにどのくらいの期間がかかるのか?ボイスワープの設定とは何か?など、ボイスワープ (転送電話) に関する詳細を網羅してご紹介します。
ちなみに「ボイスワープ」と「転送電話」は同義語です。通信会社によっては「電話転送サービス」とも記述していますが、どれも同じような意味で使われています。
- 目次
- - ボイスワープのお申込みが必要な事業者様
- - ボイスワープの機能
- ・個人事業主に欠かせないボイスワープ
- ・ボイスワープと電話代行の関係
- ・ボイスワープと電話代行を併用
- - ボイスワープの種類
- ・無条件転送
- ・無応答時転送
- ・話中時転送
- ・話中時転送と無応答時転送
- - 電話代行でボイスワープを利用する流れ
- - お申込みにかかる日数
- - 通信会社各社のボイスワープ、転送電話サービスについて
- - 電話転送サービス一覧
- - 【実例】転送電話のお申込みから設定まで
- - ボイスワープのよくある質問 (Q&A)
ボイスワープのお申込みが必要な事業者様について
電話代行の利用を考えているが、そもそも自分 (弊社) はボイスワープ (転送電話) のお申込みが必要なのか?どうか?が分からない ... という事業者様に向けて、どのような事業者の方がボイスワープの申込みが必要なのか?についてご紹介します。
ボイスワープ (転送電話) のお申込みが必要な事業者様について >
まず基本として、自分 (又は会社) で固定電話番号を保有しており、その電話番号にかかってきた電話を誰かに受けてもうらいたい、違う場所に転送したいときに、ボイスワープ (転送電話) のお申込みが必要になります。
ボイスワープの機能
自宅やオフィス (事務所) にかかってきた電話を、あらかじめ指定した電話番号へ転送できるサービスです。例えば外出中に自社のオフィスに電話がかかってきた時も、外出先の携帯電話やスマートフォンで、電話を受けることができます。
オフィスにいなくても、外出中や在宅勤務で自宅にいながら電話に応対することができます。これによりビジネスチャンスを逃しません。実際にボイスワープ、転送電話の実例や、電話代行との関係もみてみましょう。
・個人事業主に欠かせないボイスワープ
個人事業主にとって、ボイスワープ (転送電話) とは欠かすことのできないサービスのひとつです。一人で事業を行っています個人事業主様の場合、事務所やオフィスの不在時に電話がかかってきても応対することができません。
もし、不在時に大事なビジネスの電話がかかってきていたらビジネスチャンスを逃してしまいます。そこで、ボイスワープを使うことで、オフィスにかかってきた電話 (会社の電話) を自分の携帯電話に自動転送させることができます。
ボイスワープを利用することで、このようにビジネスチャンスを逃すことなく電話に出ることができます。ボイスワープを設定することで、電話に出れない、留守番電話に頼るということをしなくても、外出中に携帯電話に会社にかかってきた電話を転送できるため、クライアントやお客様からの電話を逃さすに済みます。
個人事業主様のような主に個人で事業を営んでおられる事業者の場合、ボイスワープ (転送電話) を利用するメリットは非常に大きいと思います。
・ボイスワープと電話代行の関係
電話代行サービスでボイスワープを利用する事業者様は多いと思いますが、オフィスから外出中、出張中、移動中、会議中など電話に出ることができない時に、電話代行会社に転送して電話秘書に応対してもらうということができます。
このようにオフィスや事務所にかかってきた電話を、電話秘書に転送するにはボイスワープの申込みと設定が必要になります。ボイスワープを利用することで、不在時の電話を取りこぼすことなくビジネスチャンスを逃しません。
また不在時や会議中でも、かかってきた電話は電話応対のプロフェッショナル電話秘書が応対しますので、電話を気にすることなく安心して業務に取り組むことが可能です。
コロナ禍で社員のオフィス通勤が難しくなり、代表電話の応対ができなくなってしまった場合でも、ボイスワープを使い電話代行を利用することで安心してテレワーク、在宅勤務に切り替えることができます。
コロナ禍で、電話代行、ボイスワープ、転送電話は大活躍しました。
・ボイスワープと電話代行を併用
ボイスワープを設定することで、外出時に会社にかかってきた電話を自分の携帯電話に転送させることができます。しかし、外出時に電話応対することは時と場合によって難しいことがほとんどでしょう。
ボイスワープの種類
ボイスワープには主に「無条件転送」、「無応答時転送」、「話中時転送」、「話中時転送と無応答時転送」の4種類の機能がございます。それぞれ詳しくみていきましょう。
・無条件転送
一つは、会社の電話にかかってきた電話を自動的に携帯電話に転送する「無条件転送」と、もうひとつは会社の固定電話に電話をかけてもつながらない場合に転送させる「無応答時転送」の2種類です。
・無応答時転送
「無応答時転送」とは、例えば、自分が外出していて事務員のA子さんが事務所で電話応対をしている場合、5コール呼び出しても事務員のA子さんが何らかのケースで出れない場合に、外出している自分の携帯電話に転送されることです。
・話中時転送
「話中時転送」とは、自分が電話で話している時にかかってきた場合にあらかじめ指定しておいた電話番号に転送します。
・話中時転送と無応答時転送
「話中時転送と無応答時転送」とは、その名の通り「話中時転送」と「無応答時転送」を掛け合わせたもので、お話中の場合、または、いったん転送元の電話を呼び出した後、設定された呼び出し時間内に応答しない場合に転送します。
電話代行でボイスワープ (転送電話) を利用する流れ
ボイスワープ (転送電話) を使用して電話代行を利用する場合は、以下の手順が必要になります。
1. 転送電話のお申込み
貴社が契約している通信事業社 (NTT、docomo、SoftBank、KDDIau、楽天モバイル等) にて、オプションサービスの転送電話 (ボイスワープ) のお申込み手続きを行って下さい。(通信会社によってサービスの名称が様々です、ボイスワープ、転送電話、着信転送など)
契約している通信会社によって、WEBフォームでのお申込みや、本人確認の書類提出が必要なケースもありますので、必ず契約している通信会社でボイスワープのお申込みについての詳細を確認して下さい。
お申込みから利用開始までにかかる期間は、参考に、NTT「ひかり電話ボイスワープ」の場合は、お申込からご利用まで最短で4日(営業日)かかります。本人確認の書類提出が必要な場合は、3週間以上かかるケースも報告されていますので、とにかく早めに申込みを行って下さい。
またボイスワープの利用には、月額料金がかかります。スマートフォン、携帯電話会社 (au、Sftbank、楽天モバイルなど) が提供している「着信転送サービス」の場合は月額料金が無料となっています。
<主な通信会社>
・NTT ボイスワープ (転送電話)
0120-116-116 (9:00~17:00 土日・祝日営業)←※非常に電話が混雑しています。
※現在、ボイスワープお申込みからサービス開始まで 5日~10 日ぐらいかかるようです。
・docomo(転送でんわサービス)
※仕事と私用が混在する携帯番号は弊社に転送することはできません。仕事用の携帯番号のみ転送可能です。
・SoftBank(多機能転送サービス)
お申込み : 0088-221-221 または 0120-917-221
(平日:10:00~17:00)
・KDDIau (着信転送)
お申込み : 0077-7007 または 0120-921-919
(平日 9:00~18:00)
・楽天モバイル (着信転送)
お申し込み方法・ご利用方法
2. 転送電話の設定
ボイスワープのお申込みが完了したら、次に「転送電話の設定」を自ら行う必要がございます。各通信事業社のマニュアルに沿って、ダイヤル操作をして設定を行います。転送電話の設定方法は、各通信会社の転送電話設定ページに詳しく掲載されていますので、操作の順番に沿って設定しましょう。
<NTT ボイスワープ設定方法 (NTT東日本)>
ボイスワープを使用して電話代行を利用される契約者様は、電話代行サービス開始日の前日までに下記の設定を必ず行っておいてください。正しく転送されて弊社オペレーターが電話に出ることができるかサービス開始前に通信テストを行います。
・貴社の転送元の電話機から下記の操作をして弊社まで転送してください。
転送先電話番号は、電話応対依頼書に記載されている契約番号(03-####-####)を登録してください。
1. 最初に転送先電話番号を1つ登録してください。
数字の「142」を押す → 「転送元電話番号」と「#」を押す → 「2」を押す → 「転送先電話番号」と「#」を押す → 「1」を押す
2. 転送を開始してください。(下記操作で無条件転送モードで転送されます)
数字の「142」を押す →「1」を押す →「 1」を押す
3. 転送を停止したい場合。
数字の「142」を押す → 「0」を押す
※転送方法を無条件転送モードに設定することで、お客様には転送されていることはわかりません。
※上記で設定ができない場合はお手数ですが NTT公式サイトをご覧ください。または、NTT にお電話(0120-116-116)でお問合せください。
3. 転送電話の利用開始
転送電話の設定が完了すると、電話代行で転送電話が利用できるようになります。一度必ずテスト通信などを行いデモンストレーションを行って起きましょう。
電話代行で転送電話を使用する場合、契約者様は、電話代行サービスを開始する前日までに転送電話の設定を必ず済ませておく必要がございます。
ボイスワープの申込みにかかる日数について
転送電話、ボイスワープのお申込みにはある程度の時間がかかります。通信会社により、申込みにかかる日数は異なりますが、お申込みから完了までに3週間くらいかかってしまうケースもございます。
通信会社各社のボイスワープ、転送電話サービスについて
ボイスワープ、転送電話を利用する場合、通信会社によってお申込みの有無、月額料金などが異なります。こちらのページでは、「固定電話」と「携帯電話」に分けて、各社のボイスワープ、転送電話の詳細についてご紹介します。
固定電話から転送電話ボイスワープを申込む
通信会社各社の固定電話から転送電話を利用する場合は、以下の該当します通信会社から「ボイスワープ、転送電話、着信転送サービス」のお申込み手続きを行って下さい。
<転送電話サービス会社一覧表>
会社 | サービス名 | 事前申込 | 詳細 |
---|---|---|---|
NTT東日本 | 転送電話ボイスワープ | 必要 | ボイスワープ詳細 お申込みフォーム <料金> 住宅用 : 月額500円 事務用 : 月額800円 |
NTT西日本 | 転送電話ボイスワープ | 必要 | ボイスワープ設定 お申込みフォーム <料金> 住宅用 : 月額500円 事務用 : 月額800円 |
ドコモ光電話 | 転送でんわ | 必要 | 転送でんわ詳細 <料金> 月額550円 |
BBフォン (SoftBank) |
転送電話サービス | 必要 | 詳細 設定方法資料 <料金> 月額300円 |
auひかり | 着信転送 | 必要 | auひかり 設定方法 お申込み <料金> 月額500円 |
コミュファ光 | 転送電話サービス | 必要 | 詳細 お申込みフォーム <料金> 月額550円 |
BBIQ光電話 | 転送電話 | 必要 | 詳細 設定方法 お申込み <料金> 月額500円 |
NURO光でんわ | 着信転送サービス | 必要 | 詳細
<料金> 月額550円 |
03plus | 転送電話 | 必要 | 詳細 <料金> 月額500円 |
J:COM | 着信転送 | 必要 | 着信電話の詳細 <料金> 月額550円 |
ピカラひかり | 電話転送サービス | 必要 | サービス詳細 <料金> 月額500円 |
イッツコム | 着信転送 | 必要 | 詳細 <料金> 月額500円 |
携帯電話会社から転送電話を申込む
通信会社各社の携帯電話から転送電話を利用する場合は、以下の該当します通信会社から「転送電話、着信転送サービス」のお申込み手続きを行って下さい。
<携帯電話会社一覧>
会社 | サービス名 | 事前申込 | 詳細 |
---|---|---|---|
NTTドコモ | 転送でんわサービス | 必要 | 転送でんわサービス詳細 転送でんわ設定 転送でんわ資料 お申込み <料金> 無料 |
SoftBank | 転送電話 | 不要 | 詳細 固定電話やソフトバンクで契約中の携帯電話から 「1406」へ発信して設定する方法と、My SoftBank から設定する方法の2種類があります。 <料金> 無料 |
au | 着信転送サービス | 不要 | 着信転送サービス詳細 <料金> 無料 |
楽天モバイル | 着信転送 | 不要 | 着信転送サービス詳細 <料金> 無料 |
mineo | 転送電話 | 不要 | 着信転送サービス詳細 <料金> 無料 |
上記の通り、固定電話の場合はボイスワープ、転送電話のお申込みが必要になり、利用に際して月額料金がかかります。一方で、携帯電話の場合は、お申込みの必要はなく、自分で着信転送の設定を行うことでサービスを利用することが可能です。
携帯電話でも、NTTドコモの場合はお申込みが必要となっている通信会社もありますので、契約しています通信会社の転送電話サービスについて一度確認下さい。
【実例】転送電話のお申込みから設定までをやってみました
社員数名のオフィスを構えている事業者のAさん、実際に電話代行の利用に際して「ボイスワープ(転送電話)」のお申込みから設定までを行ったノウハウを記事してご紹介します。
ボイスワープのよくある質問 (Q&A)
ボイスワープ (転送電話) のよくある質問について回答しています。ボイスワープの利用を考えているが、よく分からないという方は是非参考にして下さい。